マッチングアプリの今後は?10年間利用して感じた出会いの歴史

出会い系コラム

今では出会いの主流になっているマッチングアプリ。

ネット上で関係を構築する手軽さから、多くの方が利用しております。

私自身、出会い系サイト、マッチングアプリを19歳のころから利用しており、今年で10年目となりました。

 

この10年間、彼女ができようが絶えず出会い系サイト、マッチングアプリで女性と会い続けてきた私が、10年で感じたネットでの出会いの”変化”や”変わらないもの”を利用者目線でお伝えします。

筆者について
・29歳。関西在住。
・会う場所は梅田がメイン。たまに難波や三宮
・利用している出会い系サイト
PCMAX、ハッピーメール、ワクワクメール
・利用しているマッチングアプリ
ペアーズ、タップル、Tinder、with
・出会いの目的はヤリモク。10年間彼女を作る目的では利用していない。

昔の出会い系サイトはよかった

私がネット上で出会いを求めだした10年前。当時はマッチングアプリなんて言葉はまったく流行しておりませんでした。

大学で利用していたiPhone5cにはタップルやペアーズなどがインストールされておらず、PCMAX、ハッピーメール、ワクワクメールといったいわゆる出会い系サイトが当時の主流です。

 

出会い系サイトと言えばどんな印象があるか

・業者、サクラのたまり場
・性病の危険あり
・男女問わずやばい人しかいない
こんな感じでしょうか。
私が利用したときの体感としては出会えるけど注意が必要といったニュアンスです。

・業者、サクラのたまり場

実際にいました。ただ、見分け方も非常に簡単。
メッセージの文面が明らかにおかしいところがありましたし、会話のなかで質問をしても返事がちんぷんかんぷん。正直騙されるほうもどうかと思うレベルです。
出会い系サイトは月額制ではなく課金制のため、メッセージ、プロフィールの閲覧に料金が発生します。
出会い系サイトが雇った業者かは素人にはわかりませんが、メッセージ、プロフィールの閲覧をたくさんしてもらうためにサイトへ留まらせる工夫を業者の方がしておりました。(いまはこんなことありません。)
コツとしては2.3ラリーしたらすぐにLINEの交換をして、LINEでやりとりと続けることでした。
業者やサクラだと渋ってくるので、なにかややこしいことを言われたら連絡をやめるだけです。

・性病の危険あり

性病に関してはすいません。わからないところが多いです。

私は月に2.3人とセックスをしておりましたが、一度たりとも性病になったことがありません。

これはたまたま運がよかったのか、それとも潜伏期間で発症していないのかは不明ですが、事実として私の身体は健康です。

ただ、性病を持っていそうな明らかに”やばい人”とのセックスをしなかったのはたしかです。

・男女問わずやばい人しかいない

今より昔のほうがやばい人はいましたね。
メディアでもそこまで取り上げられてないときから出会い系サイトを利用している人は、やっぱり癖の強い方が集まりやすかったです。
ただ、犯罪をしているようなやばい人というわけではなく、考え方が少数派の人って感じでした。
オーガニズムの素晴らしさ、付き合う目に絶対セックスをしたいという考えをなぜ持っているかを論理的に語る女性。セックスの相性がいかに生物として重要かを長時間話す女性。
とにかく、”性”に関する好奇心は非常に強い方がたくさんいらっしゃいました。
今のマッチングアプリでは出会えない、本当におもしろいセックスの体験談も聞くことができました。
”やばい人”ではなく男女についての考え方が少数派なだけで、普通の職業で普通に働いている女性もたくさんいました。
そんな方とするセックスは本当に有意義でしたし、私自身、ヤリモクだったのでセックスまでの過程が非常に楽でした。
今のマッチングアプリですと、食事に行っていいなと思ったら付き合うなりホテルへ誘うなりになりますが、当時の出会い系サイトは違います。
出会えばセックスはする前提だけど、”お互いやばい人じゃないかの確認をするためにまずは食事でも行きましょう”って意味合いでの食事のお誘いでしたね。

 

お互いヤリモクだけどしっかり人間として信用できるか?大人の恋愛って雰囲気があって、当時の出会い系サイトは当時の私には、大学生活を捧げようと思えるほどの素晴らしいところでした(勉強しろ)

 

マッチングアプリの台頭

大学時代は出会い系サイトをメインにセックスライフを楽しんでおりましたが、就活を行いだした2013年~2014年ごろにはちらほらマッチングアプリの存在がネットで話題になっておりました。

2012年に「Pairs(ペアーズ)」、2014年に「tapple(タップル)」、「with(ウィズ)」がサービスを開始したことが大きな要因です。

2014年ぐらいからマッチングアプリが主流に

今ではマッチングアプリを利用しているほとんどの方が、ペアーズ、タップル、withを知っているのではないでしょうか。

 

 

ここに、完全ヤリモクアプリのTinderも加わりますが、Tinderに関しては専門外なので詳しくは知りません。

Tinderはマッチングアプリの中では異様で、恋愛目的ではなく完全にヤリモクのアプリです。

じゃあお前にぴったりじゃないのか?となりますが、Tinderは顔面偏差値でマッチングしてファーストメッセージでセックスしよう!という世界です。

個人的には最低限のやりとりと、常識を備えた女性とセックスがしたいので、Tinderは畑違いなんですよね~。

Tinderの利用者を悪く言うつもりは全くございませんが、私には合わないアプリなのでちょっと使ってすぐやめました。

 

少し話がそれましたが、2014年ごろはマッチングアプリの大きな誕生日の年でした。

この頃から月額3000円ぐらいのプランでアプリを利用してみましたが、当時の所見では出会い系サイトの名前が変わっただけです。

まだまだセックスに対してのハードルが低かったですし、世間の風当たりも強い。

だからこそ、アプリの中の人たちは”連帯感”みたいなのがありましたし、おもしろい方もたくさんいました。

私が社会人になった2016年ごろ、出会い系サイトとマッチングアプリの利用比率は半々ぐらいの印象です。

マッチングアプリが台頭してきたとはいえ、出会い系サイトもまだまだ活発に動いていました。

 

コロナでマッチングアプリの利用者層が変わった

マッチングアプリが大きく飛躍したことは今でも覚えています。

コロナのときです。

 

各コンテンツが巣ごもり需要で大きく伸びていたあのころ、出会いもネットで探す人が大量に増えました。

それまでもペアーズ、タップル、Withは恋愛目的で世間に宣伝しておりましたが、内情はヤリモクの人も多かったです。

あとはOmiaiとかもですね。

ヤリモクの男も一定数いて、女性も恋愛目的だけどまあワンナイトがあってもいいか~ってノリの子がけっこういたんですが、コロナからはちゃんと恋愛目的の子が増えました。

いままでのやり方で上手くいかなかいことが増え、それまでは面白い男、セックスに対して共感できる男であればホテルへ行けましたが、コロナからは恋愛目的でアプリを利用している女性を言いくるめてサクッとホテルへ誘うかが求められる能力になってきました。

要するにクソです(笑)

 

この頃から副業も流行りだし、「マッチングアプリの攻略法を教えます~」なんて方もめちゃくちゃ増えましたね。

ファーストメッセージのテンプレやプロフィールの添削とか。

 

もちろん、どうすればホテルへ誘えるかなんてノウハウも販売されていました。

中には悪徳商材もあって、それが昨今の「マッチングアプリで性被害」や「襲った男性が逮捕」なんてニュースをちらほら見かけるようになりました。

ニュースでマッチングアプリの負の側面を報道するかたわら、若い世代の出会いの場でマッチングアプリの割合が伸びる。そんなちぐはぐな現象が起こり始めていました。

女性は警戒しつつもみんながやり始めたから私もアプリをしよう。でもヤリモクには気を付けよう。

そんな意識が全体に広がってきたのがコロナ後の出会い系事情ですね。

 

出会い系サイトは向かい風?

PCMAX、ハッピーメール、ワクワクメール等の出会い系サイトは少し厳しい状況に追い込まれています。

やっぱり、女性からすると”マッチングアプリ”と”出会い系サイト”を全く別物としてとらえているからでしょう。本質的には同じですが、バンバン広告を流しているマッチングアプリに人が流れるのは当然の結果です。

 

今の子はPCMAXなんて知らないので、出会いを求めるならとりあえずマッチングアプリに登録するか~ってなるわけです。

以前は出会い系サイトにいた人種の方も、マッチングアプリに登録して大人数の中から性に関する意識統一ができる人たちでセフレなりワンナイトをしているイメージですね。

 

昔はお互いセックス前提の人しかネットで出会わなかったのが、いまは普通の出会いを求めている人がネットを利用したことでセックス前提同士の人と出会いにくくなっています。

昔に比べて確かに出会いやすさは格段に楽になりました。

ただ昔は10人しか女性がいなかったけど、そのうち8人が初日セックスOKに対して、

今は100人女性がいるけど、そのうち20人ぐらいしか初日セックスOKがいないんです。

 

今と昔、どっちがヤリモクにはありがたいでしょうか?

今後も出会い系サイト、マッチングアプリでヤリモク男は生き残れるか

結論から申し上げると、ヤリモク男は生き残れます。

ただ、出会い系サイト、マッチングアプリで生き残れるかは別ですね。

出会い系サイトが流行する前、ヤリモクの主戦場はmixiやスタービーチでした。このころは私も未成年者だったので経験はないですが、相当遊べたらしいです。

 

どの時代になろうと男の性欲はなくならないですし、性欲がなくならない限り欲を満たす媒体は姿を変えても存在し続けます。

問題はパパ活ですね。

 

今まで触れていなかったのですが、ヤリモクにとってパパ活は邪魔な存在です。

お金を支払って素人の女性とセックスするなんて、簡単な風俗みたいなものですので。中にはパパ活でもいいから素人とセックスがしたい方もいますが、そんなんできるなら無料でしたいに決まってます。

SNSでは詐欺まがいの大金の写真を掲載して、パパ活を勧めているアカウントも大量にありますので、今後もパパ活は増えるでしょう。

いかに無料でセックスをするかVSいかにお金を頂くか

このバトルがネット上で繰り広げられるわけです。

 

ここに『やれるノウハウ売ります!』なんて人が集ってくるので、ネットは地獄の地獄みたいな場所になっていますね。

私は細々とセックスライフを楽しみます。

 

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